防犯用品は何でも導入すれば
「ないよりはマシ」
このように考えてはいませんか?
実はこれは違います。
適切に導入をしないと危険を増してしまう防犯用品も存在するんです。
このページではそのような危険を増したり、あまり効果がない防犯用品等をご紹介します。
【防犯カメラ】
不審者が出た!などと聞くと防犯対策として多くの人が導入しようと考える用品です。
しかし、防犯カメラは【防犯能力が低い】
と言う事実を知っていますか?
「テレビで防犯カメラの映像によって犯人が捕まってるのに防犯能力が無いって言うの?」
と思ったそこの貴方!
実は貴方のその考え方が既に防犯カメラの防犯能力が低いことを証明しているんです。
【防犯カメラに映った犯人】ですよ。
犯人が映っているんです。
察しの良い貴方なら気付きましたね?
そうです、犯人が存在すると言うことは犯罪を防げていないんです。
【防犯能力=犯罪そのモノの抑止力】です。
つまり犯人が防犯カメラに映っている時点で抑止は出来ていないと言うことです。
防犯カメラが優秀なのは防犯ではなく、犯罪が発生した後に犯人を捕まえる段階になってからです。
つまり、防犯カメラの設置は貴方にメリットが高いのではなく、捜査を行う警察にとってメリットが高いんです。
【金庫】
貴重品を入れておけば安心とお考えなら危ないですよ。
とても優秀な製品で、持ち主以外には絶対に開けることができない金庫もあるかもしれません。
「泥棒に入られても、金庫の中身を盗まれることはない!」
そうお考えですか?
答えはノーです。
その答えは先ほど言いました。
金庫は貴重品等を保管する場所なので、必ず【持ち主】は開けられなければなりません。
もしも、泥棒がどうしても金庫を開けたい場合、どうするのが一番簡単だと思いますか?
はい、金庫を開けることの出来る持ち主を凶器で脅して開けさせる方法です。
そのため、金庫は泥棒が強盗に変貌するキッカケを与えるモノに成り得るんです。
金庫を導入する際には襲われた時の対策も一緒に行う等、シッカリと検討して下さいね。
【催涙スプレー】
催涙スプレーは武器です。
そのため正当な理由なく持ち歩くと軽犯罪法違反に問われ得ます。
そして、護身目的は正当な理由ではありません。
もちろん、状況によっては即違法とならないケースもありますが、防犯のために持っていたら自分が犯罪者になってしまっては本末転倒です。
持ち歩きは違法ですが、家に所有すること自体は違法ではありません。
しかし、防犯ブザーには様々な種類があることを知っていますか?
広い場所で使用するのに適しているモノ。
狭い場所で使用するのに適しているモノ。
効果を出すために技術を要するモノ。
等々様々です。
そして、それらを把握していないで何となくで使用すると、自分がもろにダメージを喰らってしまい、犯人は無傷!なんて状況も普通に有り得ます。
そのため、適切な知識の習得と使用スキルの習得をしていない人にはオススメしません。
【防犯ブザー】
オススメ防犯用品として防犯ブザーを紹介しています。
「兎に角、最低でも防犯ブザーは所持しなさい!」
と言っています。
しかし、それは厳密には【適切な防犯ブザー】です。
【適切ではない防犯ブザー】は危険を増すんです。
適切な防犯ブザーの要件は
【簡単に止められず、本人の意思に関係なく機械的に鳴り続けるモノ】です。
この要件を一つでも満たしていない防犯ブザーは無意味だったり、危険なんです。
<簡単に止められる>
簡単に止められるモノでは犯人でも簡単に止められます。
ピンと本体が独立しておらず、引っ張っても分離しないような防犯ブザーはNGです。
<本人の意思で鳴らす>
ホイッスル式、ボタンを押している間だけ鳴るタイプがこれに当たり、NGです。
防犯ブザーが鳴れば犯人は防犯ブザーを止めようとします。
止めたい防犯ブザーを持ち主の意思で鳴らしている場合、犯人が手っ取り早く止める方法として考えるのは何だと思いますか?
防犯ブザーを止める時にどっちが簡単でしょうか?
【小さな防犯ブザーを探して止める】
【人間を攻撃する】
もちろん後者です。
そのため、防犯ブザーを吹いていたり、ボタンを押して鳴らしている場合には人間が攻撃対象になります。
つまり、(不適切なタイプの)防犯ブザーを持っていたために本来喰らわなくても良いはずの攻撃を喰らうリスクを高めてしまうんです。