「イジメ問題なんて、何でもかんでもすぐ警察が動けば無くなる!」
との意見を多く見かけます。
しかし、実際はそのようなことが行われてはいません。
何故でしょうか?
ここで貴方は
「お得意の民事不介入?」
と思うかもしれません。
しかし、そうではありません。
学校に限らず、職場も含まて、組織には自治権と言う権利があります。
簡単に言うと、自分達で組織を作り、運営して良い権利ですね。
だから立法府である国会でもない普通の私人が校則とか、社則等のルールを作り、従わせることができるんです。
この自治権の関係で、組織内でのトラブルはその組織内で何とか解決するよう努めないといけません。
だからまずは自治権と言う権利を優先して保護しないといけませんので、警察は軽微なことやトラブルレベルのことでは下手に手が出せないんです。
「イジメがエスカレートしらた自殺するかもしれないじゃないか!人の命に係わるかもしれないんだぞ!」
との意見もあると思います。
しかし、この意見では警察を動かすためには弱すぎます。
【かもしれない】
これは単なる個人の予測です。
可能性を言い出したら、他人と関わることなんてできなくなります。
【かもしれない】
の段階では組織内じゃなくても警察は動けません。
更にもう一つ!
イジメを阻止することで守れるのは【個人の権利】です。
警察に限らず、公務員や法律には優先順位が明確に存在します。
それは
【公益 > 個人】です。
【自治権=団体の権利(公益性が高い)】です。
そのため
【団体の権利 > 個人の権利】
となります。
だから公益の高い自治権は優先して守られる傾向にあるんです。
これらのことから、学校内の問題を外部の警察に頼るくらいなら、学校と言う組織そのものが変わったり、対策を考えた方がイジメ対策には近道なんです。
警察は民事不介入ではなく、団体の権利を守るために中々動かないんです。
※ いいね、ブックマーク、拡散などを宜しくお願いします。
>>次の記事 家庭トラブルに警察が中々介入しないのは民事不介入?