なぜ警察は暴力団をすぐ解散させないの?

 このように疑問を持つ貴方は恐らく


「暴力団なんて必要ない存在」

「暴力団なんて当然犯罪を犯しているのは明らか」

「警察と暴力団は裏で癒着している」

「暴力団は必要悪だから」

等々と考えているのかもしれません。


 しかし、それはニュース等の報道を見てのイメージですよね。

 では、法的に組織として分類して見た場合に暴力団はどんな組織に分類されるのか?から見ていきましょう。


 明確に表示されているわけではないので、私の推測による分類になりますが、暴力団は【権利なき社団】と言う組織に分類されると思います。


 これはどのような組織かと言うと、簡単に言うと法人格を持たず、団体として何の権利も持っていない存在です。


 この組織に分類される他のモノとしては同窓会やサークルが上げられます。

 そのため、暴力団は同窓会と同視して考えると警察が解散させない理由が理解しやすいと思います。


 暴力団を同窓会に置き換えて考えてみて下さい。

 「同窓会なんて必要ない存在」

 確かにそうですよね。

 社会的にはあっても、なくても問題ない組織です。

 でも、個人・個人には有った方が良いから集まる場として存在はしています。



 「同窓会なんて当然犯罪を犯しているのは明らか」

 違和感はありますが、そのような同窓会もあるかもしれません。


 しかし、それだけで解散させたり、捕まえたり出来ると思いますか?

 「どうせやっている」と言うイメージ程度では罪に問えませんよね?

 実際に、明らかに犯罪を犯していないと無理です。



 もし同窓会のメンバーが犯罪を犯して逮捕されたとします。

 それでも、犯罪を犯した個人が逮捕されるだけで、同窓会は解散させられませんよね?


 それは同窓会と同じ組織形態の暴力団も同じです。

 名前が違うだけで、組織形態は同じですので当然です。



 ただし、組織的に仲間と言うだけで全く同じではありません。


 暴力団は反社会組織とされているので、同窓会よりも社会的に制約は掛かっていますし、組織として体系立っているので、会社等で適用される使用者責任も問うことが可能な場合があります。


 もし、疑問に思ったり、イラッとした時には是非同窓会に置き換えて考えてみて下さい。


 理解もしやすいですし、ちょっと笑ってしまって冷静になれますよ!


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