※ この見解はあくまでも私個人の経験を基にした個人的な意見です。
そのため介護業界全て、施設全てを指しているわけではありません。
この方法は私の経歴だからこそできる方法ですので、一つの方法論として参考にしてもらえればって程度で書きます。
この方法を自分の施設に還元するためには大大前提として【良い施設であること】
これが必要です。
私の提案する方法はあくまでも介護士人口を増やすことであり、貴方の施設の職員を増やす方法ではありません。
もし増えたとしても、粗悪な施設では職員は長続きしませんしね。
【方法】
中学・高校で職業説明会を開いてもらう方法です。
私は前職の警察官の時に、所属していた警察署がこれを行い、全校集会の檀上で私一人で講話をしました。
中学生や高校生は職業や将来に不安を持っていたり、やりたいことが多くて迷っているんですよね。
そのため、かなりの率で彼らには話が染み込みます。
内容を覚えていなくても「あっ!あの時の人だ!」と覚えてくれています。
しかも経験上、真面目な生徒達だけではなく、不良と言われて学校でも忌み嫌われているような生徒達も、話の内容を覚えてくれています。
これほど仕事・将来を意識している世代の彼らを取り込まない手はありません。
このような勧誘方法をしている介護施設はありますか?
【内容① 警察・公務員の実状を教える】
私が一番のターゲットとしているのは
「社会や人の役に立ちたい」
と考えている生徒です。
彼らに対してただ単に
「介護は人の役に立つ仕事ですよ!」
と言っても心は動きません。
彼らの多くは既に【警察官、消防官、自衛官】等を希望していますので。
そこで私は警察官の実状を話しします。
警察官に限らず公務員全般に言えることですが、社会の役には立っているのでしょうが、公務員本人は社会や人の役に立っているとの実感や充実感は微塵も得ることが出来ません。
警察官がどれほど頑張っているか知っていますか?
私は現役のある時に休憩なしのぶっ通し36時間勤務を1ヵ月間やりました。
もちろん、犯罪被害者のために必要な処理仕事で、しかもサービス残業ですので、微塵も評価にはなりません。
このくらいの頑張りをしていて市民からは何と声を掛けられるかご存知ですか?
ほぼ100%
「この税金泥棒!仕事しろ」
「俺のような軽い違反者じゃなく凶悪犯を掴まえろ!税金泥棒!」
等です。
感謝の言葉なんてありません。
そのため、警察官本人は社会や人のために立っていると感じることは出来ないんです。
人はどんなに高貴な志を持っていても、このような声掛けしかされないのであれば役に立っているとの感覚は得られませんので。
つまり、何を言われようと献身的に社会のため、人のためになる仕事をしたいなら今のままで構いません。
しかし、社会のため、人のためになっていると実感できる仕事をしたいなら警察・消防は真逆の仕事ですのでオススメしません。
【内容② 介護をオススメする】
「社会・人のためになる仕事をしたい」
と言っている人の多くは、人の役に立っていると実感したく、評価されたいんです。
そこで出てくるのが介護士です。
介護士の貴方ならわかりますよね?
人はどのような言葉を掛けられた時に
「自分はこの人の役に立っている」
と実感できるのか。
そうです。
「ありがとう」等の感謝の言葉を言われた時です。
警察になってしまったら一度も言われないような言葉です。
介護士の貴方は言われ過ぎて当たり前になってしまっているかもしれませんが、感謝の言葉を言われることが介護の世界では日常化しています。
人の役に立っていると実感するために必要な感謝の言葉が日常の中で貴方に向かって飛んでくるんです。
これほど「私はこの人の役に立っている」と実感できる仕事は存在しないと思います。
【まとめ】
このように、「社会・人の役に立ちたい」と考えている生徒の多くは漠然とイメージで警察等になりたいと言っているだけなんです。
だから、その双方の経験者が双方の実状を伝えた上で、選択を促すとどうなるでしょうか?
私の方法案はこのようなモノです。
さて、次は少し話が変わって、教員免許取得のための実習について書きたいと思います。
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