「もう高校生だから大丈夫」
のように、成長したから大丈夫と勘違いする親がとても多いんです。
しかし、それは勘違いで、とても危険な考えです。
このページでは成長した方が犯罪被害に遭いやすくなる理由を説明していきます。
【犯罪被害件数】
件数はその年によって変動しますので、一概には言えませんが
小学生を1として倍率を言います。
未就学 0.17倍
小学生 1倍
中学生 2.9倍
高校生 6.4倍
このようになります。
成長した方が何倍も犯罪に遭いやすいのが一目瞭然ですよね。
【多くの人の勘違い】
「成長した方が危険予測や抵抗力が上がって犯罪被害に遭い難くなる」
多くの人はこのように考えています。
しかし良く考えるとその考えには何の根拠もないことに気付きます。
【勘違い : 危険予測能力の向上】
人の能力が上がるのは知識を入れたり、経験をする等の適切な指導を受けた時です。
では、貴方の子供は適切な知識を指導・教育された経験を持っていますか?
その経験がないなら危険予測能力は幼児と同じです。
そもそも指導する立場の貴方に、子供へ教育するだけの防犯に関する適切な知識や能力はありますか?
<危険な指導の代表例>
「知らない人に付いて行っちゃダメ」
こんな指導をしていませんか?
これは今では防犯上【してはいけない指導】として常識です。
今の誘拐犯はこの指導がされている子供の方が誘拐しやすいので、積極的に狙います。
だから危険な指導なんです。
広く誰にでも見れらるこのような場ではその手口は言えませんが、対策は伝えられます。
それは
「親以外に付いて行かない」
です。
兄弟、親戚、おじさん、近所の人等々、全部犯人に対策を取られるのでこれ以外は危険な要素が残ります。
実際の防犯講習の場では手口からシッカリと説明しながら指導できるのですが、手口を言えない状態では「そうなんだぁ」と納得していただけるとありがたいと思います。
<大人の目が離れる>
このように適切な防犯の知識を身に着けていないのに、大人は無根拠に「成長したから大丈夫」と考えます。
このように社会全体で子供を見守ることをしなくなります。
すると、実際は防犯能力が幼児と変わらないままなのに、大人の目がなくなり、体の成長と共に行動範囲だけ広くなる。
だから犯人に狙われた時に無防備なまま被害に遭うので、成長した方が犯罪被害に多く遭うんです。
【勘違い : 抵抗力があがる】
確かに犯行する抵抗力は上がります。
しかし、その対比は幼少の自分自身との対比です。
【抵抗力の向上=犯罪に遭わない】とするためには、この抵抗力を比べる対象は幼い自分ではなく、犯人とじゃなけれななりません。
つまり、犯人よりも強くなったかどうかです。
しかも、この基準は犯罪被害時の4態に陥った状態での比較です。
(犯罪被害時の4態の詳細は【急に襲われた際に陥る状態】 を参照)
貴方のお子さんはこれらの状態に陥った状態で刃物を持った成人男性よりも強いですか?
話を聞いてくれない思春期への指導方法も書いて行きますが、その前にまずは貴方が適切な知識を持っている必要があります。
そのためまずは犯人が子供を狙う一番の目的を書いて行きます。
適切な対策方法を知っていても、何から子供を守るのか?それが分かっていないと適切な対策は取れませんからね。
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