犯人が子供を狙う一番の目的と子供への指導方法は?

 犯人が何を狙っているのか知らなければ対策はできません。

 そのためここでは、犯人が子供を狙う時に何を目的としている傾向にあるのかをご紹介します。


【赤ちゃん~幼児】

 このくらいの子供は誘拐に気を付けましょう。

 一個前の記事でも少し触れましたが、貴方は子供に対してどのような対策(約束)をしていますか?


 もしも

【知らない人】

 この言葉を使っているなら今すぐ止めましょう。


 誘拐犯の多くはこの【知らない人】と言う言葉を使った指導をされている子供を狙います。


「知らない人に着いて行っちゃダメ」

「知らない人とお話しをしちゃダメ」

「知らない人から物をもらっちゃダメ」


全部やらない方が良いと言えるほどダメな指導として、もはや常識になっているほどです。


 そのため、まだ知らずにこのような指導をしているなら、貴方の子供が誘拐されないのは運が良いだけなのかもしれません。


 この時の誘拐対策の一つとしては今

 【知らない人】

としている部分を

 【親以外】

に置き換えましょう。


 防犯の基本は貴方の目線ではなく、犯人の目線で考えないといけませんよ!


 と言うか、そもそも誘拐・防犯対策以前に、この頃の子供から目を離す時点で問題なんですけどね。



【小学生以上】

 この年(6歳以上)くらいになると性犯罪が圧倒的に多くなります。


 先程も言ったように、貴方目線ではなく犯罪者目線で考えて下さいね。


 この年だと性犯罪被害に遭うのは女子だけではありません。

 男子も性犯罪被害に遭います。


 トイレに連れ込まれて体を触られるとか、それ以上のことをされてしまう男子も多くいます。 



【中学以上】

 女子は相変わらず性犯罪の対象として狙われます。


 男子は性犯罪被害が激減しますが、その分だけ粗暴犯(暴力や脅迫等)が激増します。

 この場合の粗暴犯が激増は、被害者もそうですが、加害者。

 つまり犯人になるケースも激増します。

 そのため、シッカリと指導しないといけません。


 過去にも「13歳未満は犯罪をしても無罪になる」と強盗殺人をした少年がいます。


 私の時代、周りで「少年法で守られる」この言葉は日常会話でされていました。

 もちろん、普通の中学校で、悪いと言う噂もないような学校です。


 そのため、シッカリと大人が指導しないと子供だけの無知な噂が彼らにとっては真実に成り得るので、注意しましょう。


 実際は最近、少年に対しても死刑判決が出ていますからね。



【高校生以上】

 女子は相変わらず性犯罪です。

 犯罪者に襲われるのは相変わらず多いのですが、それだけではなく、出会い系サイトやSNSによって子供側から誘うケースが激増します。


 未熟なために怖さ等を知らないんですね。

 反抗期だからと言って大人が投げ出したら将来に大きく影響が出る時期です。

 ちなみに、

「スマホの管理が出来ない」

と言っている親御さんを見掛けます。

 それは無知なだけです。

 与えている立場の人間であれば、全て監視、制御まで出来る機能は存在します。

 ストーカーがたまに使う手口ですが、それを正しく使えば子供のスマホを親が完全に制御することも可能なんです!

 もちろん、危険でもある方法なので、このような場では言えないので、私の行う防犯教室などでしか言えませんが。


 男子は中学の時と同じく粗暴犯が圧倒的に多いです。

 しかし、犯人になる場合にはその中にひったくりや強盗、強姦等も入ってきます。


 これらは一発で人生が終わるレベルの重罪です。

 指導は絶対に必要です。



【反抗期の子供への指導方法】

「指導が重要と言ったって、反抗期の子供を知らないんでしょう!」

と怒る親御さんが沢山います。


 いいえ、知っていますよ。

 意味もなく、とにかくイライラし、そのイライラが暴力になります。


 当然私にもありましたので、親の言うことを聞かなかったり、会話をしない雰囲気は知っています。


 しかし、それでも指導はして下さい。


「親ってだけで殴られながらもしなければいけないんですか?」

となるかもしれません。


 もしもそうなる場合、貴方はどのように指導しているか客観視したことはありますか?


 もしかしたら感情で話をしていたり、親としてとか、大人の話を聞けとか、上からの態度や言葉で指導していませんか?


 そんなことしていたら反発されて当然です。

 貴方こそ反抗期の気持ちを忘れてしまっているのではないですか?


 反抗期の子供が「教えてあげる」なんて気持ちで指導されて受け入れるハズがありません。


 反抗期の子供に対しては

【情報提供】

このスタンスで指導をします。


 貴方が教えるのではありません。

「こうすると犯罪に遭わないらしい。」

「このような場所が危険らしい。」

みたいな情報を提供するだけで良いんです。


 直接が無理なら子供がいる場所で、別の家族同士の会話としてやり取りをしていても構いません。



 言葉で無理なら資料にして見える所に置いておいても良いかもしれません。


 恐らくそれでも無視されると思います。

 しかし、それで良いんです。


 何故か?

 それは話している内容が聞こえてはいるからです。

 文字なら、見えているからです。


 高校生ですから、聞こえていたり、見ていたことを自分で考える能力は持っています。

 そして、イザと言う時に思い出すことが可能だからです。


 親がいるから無関心な態度を取るだけで、内容に無関心なわけではありません。


 貴方の目的は【子供が犯罪被害に遭わない。犯罪をしないこと】

 これが目的です。

 子供に親の言うことを聞かせることではありません。


 親もイライラして、この目的を見失うことがあるのでご注意ください。


 反抗期の子供が良く言う言葉ですが、

「親だから偉いのか?」

 いいえ、子供の言う通りで、親だから偉いなんてことはありません。



 親だから偉いなんてプライドは目的達成のためには邪魔なだけです。


 反抗期の子供は聞こえていれば指導になるんです。



 はい、これで犯人の目的も、指導方法もわかりました。

 次は犯罪に遭う場所について書いて行きます。


 犯罪が発生しない場所を厳重に対策し、頻発場所で対策をしないのでは危険ですからね。





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