警察の防犯アドバイス

 警察は防犯に関しては素人なので、相談しても意味がないと言いました。

 

 しかし、実際には防犯指導を行っています。

 もしも貴方が警察に相談した時に、今から紹介することを言われたら、


「この警察は防犯を何も勉強していないんだな」

と思って下さい。



●「何かあったら、すぐ110番(警察)に通報して下さい。」

 警察からの防犯指導の王道中の王道。

 もはやマニュアル、決まり文句と言えるほど使われています。

 おそらく99%近い警察はこの言葉を使います。


 その際に、このような感じのことを必ず付け加えてきます。


「警察は装備をしているので大丈夫ですが、丸腰の人が何かしようとして怪我をしてしまっては大変ですから、とにかく通報して下さい。」

です。


 言っていることは正しいんです。

 正しいのですが、防犯目的では重要な部分が足りな過ぎるんです。

 あまりにも足りな過ぎるため、悪指導なんです。


 これって、通報以外のアドバイスが何もないので、臨機応変に動けず、どんな状況でも通報しかしなくなるんです。


 このアドバイスを大人が忠実に実行したために、大阪池田小学校殺傷事件では多くの被害者が出てしまいました。


 知らない貴方のために簡単な概要ですが、刃物を持った不審者が無差別に人を殺そうと小学校に侵入してきた事件です。


 この学校は日頃から防犯意識が高く警察から防犯指導を受けており、職員全員が徹底するようシッカリと教育をされていました。


 その際のアドバイスが今回の「とにかく通報して下さい」です。


 そして、不審者が来たので職員はみんな電話のある職員室へ走りました。


 これによって、大人はみんな職員室ですから、学校内には殺人鬼と無防備な小学生だけの状態になってしまったんです。


 そうなったらどうなるか、想像に難くないですね。


 このアドバイスは通報以外に取れる手段も教えない場合には悪指導です。




●「パトロールを強化します。」

 これもマニュアル化している常套手段です。

 その本質は【=何もしない】です。


 いえ、厳密には少しは意識してくれます。

 しかし、パトロールと言っても


 その周辺を【通過】するだけ。

 一度止まって「パトロールしましたよ!」のカードを投かんする。


 この程度のモノです。

 つまり、市民がイメージするパトロール、周辺でしばらく不審者探しをしたり、職質をしたりはしません。


 そのため、こんなパトロール強化では防犯にはなりません。




●【いか・の・お・す・し】

 これは、子供への防犯教育のために警察が考えた、あいうえお作文みたいなモノです。


いか・・行かない(知らない人に付いて行かない)

・・・・乗らない(知らない人の車に乗らない)

・・・・大声で叫ぶ(大声で助けを呼ぶ)

・・・・すぐ逃げる(恐怖を感じたらすぐ逃げる)

・・・・知らせる(不審者を見たら家の人に知らせる)


 正直私が良いと思うのは【し】親に知らせるってモノだけです。


 防犯云々だけじゃなく、親子のコミュニケーションとしても「今日はこんなことがあったよ!」って話をするのは良いことですしね。



 ダメな理由として、そもそも子供に対しての防犯指導で【知らない人】この言葉はタブーです。


 それはもう常識です。


 詳細は子供への防犯指導として書いた時に言いますが、もしも貴方も【知らない人】と言う言葉を使っているなら止めて下さい。

 誘拐犯にとっては良い標的でしかありません。


【知らない人】を使った防犯指導をしていたり、子供本人が怖さを察知できることを前提に組まれている防犯内容だから良いとは思えないんです。


 多くの日本人が防犯でも頼る警察が素人だと言うだけでも少しは自主防犯の重要性が見えてきたかなと思います。

 さて、次はそのような国である日本が世界的にどのような異名を持っているのかをご紹介し、更に自主防犯の必要性を説いていきます。




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