防犯と警察

 いきなり質問をします。

 貴方はストーカー殺人事件等がニュースで報道されているのを見た際、

「事前に警察に相談していた」

 このような事件で警察に不信感や批判的な感情を抱きますか?



 もしその答えが

イエス

なら、貴方は現時点で防犯能力はほぼ皆無かもしれません。



 能力はわかりませんが、意識は限りなく低いと思います。



 なぜか?

 それは警察が防犯分野から手を引いて10年以上経つのに、そのことを知らずに、まだ防犯の素人である警察を頼る意識を持っているからです。



 もう少し言うと、平成13年の定例会見で「警察で防犯を行うのは難しいので、自分達でなんとかするのを期待する」といった趣旨の宣言をしています。



 だから地域の防犯パトロール隊が発足され、防犯の資格も創設される動きになりました。

 警察に頼るのではなく、自主防犯をしなければならない社会になって既に10年以上経ってしまっているんです。



「いくら警察が手を引くと言っても少しは防犯に詳しいんでしょ?」

と言う人がいます。



 答えは

ノー

です。



 現在警察を教育する警察学校では一切防犯教育は行われていません。

 日本全国を調べたわけではないので、少しだけなら教育している自治体もあるかもしれませんが、私の知っている県では1分も防犯教育の時間は設けられていません。

 市民よりも犯罪現場を処理して来ているだけで、防犯の適切な教育を受けてはいません。

 つまり素人です。



 貴方はこの事実を知ってもまだ警察に頼り、責任を擦り付けるだけで、自分では何もしない生活を続けますか?



 それでも、警察に相談することもあるかと思います。

 そこで次は実際に警察に相談した場合、その警察官は防犯を勉強しているか、何も勉強していないかを判断する目安となるようなことをお教えします。




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