前の記事の最後と今回の記事の題名からわかるように、この
【絶対に犯罪被害に遭ってはいけない国】
とは日本のことです。
よく日本は【世界一安全な国】と言われます。
それは私もそうだと思います。
しかし、それは犯罪被害に遭う前の話です。
今言っているのは犯罪に遭う場合の話です。
なぜこのような不名誉な名前で呼ばれているのか?
理由はとても簡単です。
【日本は犯罪被害者にとても厳しい国だから】です。
一番イメージしやすいのが風評被害かと思います。
例えば、露出の多い服装をしていた女性が痴漢被害に遭いました。
すると必ず「そんな服を着ているからだ!被害者にも原因がある!自業自得だ!」
等と被害者を責め立てる者が必ず現れます。
本来被害者の意識が高い・低いに関係なく、犯罪において被害者は悪くなく、守られるべき対象のハズです。
しかし、そのような意識がなく、被害者を責める者が多いのは日本特有のようです。
他にも犯人を捕まえてもらうためには被害の状況を詳細に説明しなければなりません。
これは性犯罪等ではとても負担です。
この負担を理由に被害を届け出ない被害者も多いほどです。
更に被害者支援もかなり希薄なことで有名です。
犯罪被害者給付金制度と言うモノが存在しますが、これらは命を落としたり、精神的に障害を負うレベル以上の犯罪被害者に給付されるモノです。
それだけ重篤な被害に対してどのくらいの支援金が支払われているかご存知ですか?
平均でたったの200万円くらいです。
たまにこれを見て
「200万円も貰えるなら良いじゃん!」
と言う人がいます。
しかし、刑事事件は犯人を法的に罰する手続きなので、犯人が捕まっても被害者には1円も入ってきません。
他の補償もありません。
つまり、いきなり一生の障害を負ったり、命を失っても全てで200万円だけなんです。
200万円なんかじゃ正社員の1年分の給料にすらなりません。
こんな金額、その被害によって将来的に負う損害と比べたら雀の涙です。
日本は、他にも細かいことまで上げるとキリがないほど被害者に厳しい環境だらけの国です。
このような情報を見ると少しは「防犯の知識を身につけなきゃ」と感じたでしょうか?
それでも、
「自分なんか犯人も狙わないよ」
と言う人が沢山います。
そこで次では、多くの人が「まさか」と言うような実際に発生した事件を幾つか紹介します。
それでも貴方はまだ「犯人に狙われない」と言えるでしょうか?